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当社の取組み

*1 バイオ医薬品
一般的な医薬品が低分子の化学物質を主成分としているのに対して、組み換え技術などバイオテクノロジーを用いて、微生物や培養細胞に大量に生産させて製造する医薬品のことです。

*2 免疫賦活効果
一般には、体の防御機構を刺激してこれを増強する作用を言います。元来の意味は、癌や感染症、自己免疫、血液の病気で弱っている免疫力を元に戻す効果のことです。

創薬研究プロジェクト
癌治療薬開発プロジェクト(ECI301)

免疫力を高めるタンパク質製剤(バイオ医薬品*1)の開発へ

当社は、走化性因子であるMIP-1αの誘導体(eMIP)による免疫賦活効果(*2)を癌免疫療法として使用することを目指した創薬研究プロジェクトを進めております。抗癌剤の副作用に苦しまれる患者さんが多い中、癌に対する自身が持つ免疫力を増強するeMIPを用いることで、副作用の少ない癌治療が可能になると期待されています。

最新情報(プレスリリースへリンクします。)
・米国国立加齢研究所(NIA)との治験(臨床試験)契約を締結しました。
・ECI301と放射線療法との併用による抗腫瘍効果について、研究成果の発表がありました。

emip説明図

  • ECI301は、元来、ヒトの中に存在するタンパク質がその元であり、特定の白血球に作用して効果を発揮させるので、副作用の少ない治療が可能になることが期待されています。この点で、癌細胞だけでなく白血球のような増殖の早い正常細胞にも毒性を示す化学療法とは異なります。
  • このタンパク質を体内に投与すると、癌を治す体の能力が高まることが明らかにされてきていますが、この走化性因子に活性化される白血球(エフェクター細胞)が局所に移動し、その働きが高まったためと考えられています。実験の結果、ECI301の作用は特に癌局所に炎症を起こしておくと、その効果が一層高まることが明らかになりました。
  • そこで当社では、この製剤と放射線との併用効果について研究を進めてきました。これまでの動物実験において、その併用効果は放射線をあてた癌だけでなく、遠隔に移植した放射線をあてない癌の増殖も抑えることが明らかになっています。このことはECI301が、癌の転移にも優れた抑制効果があることを示しています。
  • 2008年9月に、GMPレベル(医薬品の製造管理・品質管理の基準)での製剤調製が完了致しました。現在、ECI301の大きな潜在マーケットである米国において治験申請を行う方向で準備を進めております。

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